MS926P
USBドングルを使用したバッチデータの転送方法 (RF HID)

ボタン名 < MAIN MENU >での役割 備考
トリガーボタン 項目の決定 本体正面、画面下の大きなボタン
アップボタン 1つ上の項目への移動またはパラメータの変更 本体側面、グレーのボタンの上側
ダウンボタン 1つ下の項目への移動またはパラメータの変更 本体側面、グレーのボタンの下側

  • MS926-30PBGC-QG
  • MS926-30PUGC-SG

蓄積したデータ数によっては、すべてのデータを転送するまでに数十分から数時間かかる場合があります。

データの転送中は他の作業を中止し、データの入力を受けるソフトウェアを常に最前面にしてください。Windowsのポップアップ通知などでも入力が途切れる場合があります。

データ転送中は常にPC側の文字入力ソフトウェア(Microsoft IME や ATOK)の影響を受けます。Caps Lockがオンになっていれば大文字と小文字が入れ替わったり、ローマ字入力になっていれば全角で入力されたり、アルファベットがひらがなで入力されたりします。

この転送方式では、「かな」「カナ」「半角カナ」「漢字」「その他の全角文字」は正しく入力できません。RF SPPまたはUSB SPPを使用した転送のご利用をご検討ください。

環境によっては、データが欠けたり、データがすべて転送できない場合があります。KBD ChrDelaySending BlkDlyを設定し、データの送信速度を遅らせる調整を行ってください。

この手順は1度行えば設定がバーコードリーダーに保存されるため、2回目以降の実行では省略することができます。

この手順では設定および蓄積データの初期化が行われます。

  1. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
  2. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  3. < MAIN MENU >内の「General Setting」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  4. General Setting」内の「FAC Default」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  5. Restore to FAC Default ?」画面で「Yes」を選択して決定します。
  6. しばらく「Restore to FAC Default ...」画面が続き、ブザー音と共にメイン画面に切り替ります。この操作により設定および蓄積データが初期化されます。
  7. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  8. < MAIN MENU >内の「General Setting」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  9. General Setting」内の「Scanner Type」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  10. SCANNER TYPE」のパラメータを「RF HID」に変更して決定します。設定完了後、1つ前の画面に戻ります。
  11. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  12. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。
  13. 付属のUSBドングル(受信アダプタ)の裏面のバーコードを読み取ります。
  14. 付属のUSBドングルをデータを転送するPCのUSBポートに接続します。
  15. USBドングルとバーコードリーダーのリンクが確立されると「ピピピ(低-中-高)」と接続完了音が鳴動します。
  16. PCでメモ帳やエクセルなどを実行し、適当なバーコードやQRコードを読み取り、バーコードデータが実行したソフトウェアに入力されるか確認してください。データが入力されない場合は、ここまでの手順のいずれかが失敗しています。
  17. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  18. < MAIN MENU >内の「General Setting」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  19. General Setting」内の「Operation Mode」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  20. OPERATION MODE」のパラメータを「Batch」に変更して決定します。設定完了後、1つ前の画面に戻ります。
  21. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  22. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。
  23. その他の設定(照合など)があれば追加で設定してください。
  24. バーコードをスキャンするとデータがメモリ内に保存されていきます。

  1. PCでメモ帳やエクセルなどを実行しておきます。
  2. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
  3. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  4. < MAIN MENU >内の「Data & Memory」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  5. Data & Memory」内の「Send Batch」に移動し、決定して次の画面へ移動します。送信可能なデータがバーコードリーダー内に存在しない場合は「Error Batch Is Empty.」メッセージを表示します。
  6. SEND BATCH」の画面に「Waiting for Connection..」が表示され、しばらくすると「手順①」でリンクを確立したUSBドングルに接続されます。接続が完了すると「ピピピ(低-中-高)」と接続完了音が鳴動し、「Send Erase Exit」が表示されます。
  7. SEND BATCH」の画面で「Send」を選択して決定しすると、即座に蓄積されたデータがUSBドングルを通じてホストPCへ転送され、実行していたソフトウェアのカーソルの位置に入力されます。
  8. SEND BATCH」の画面で「Exit」を選択して決定し、Send Batchを終了するとともに1つ前の画面に戻ります。
  9. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  10. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。

  1. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
  2. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  3. < MAIN MENU >内の「Data & Memory」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  4. DATA & MEMORY」内の「Erase Batch」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  5. Erase Batch ?」のパラメータを「Yes」に変更して決定します。データの消去が開始され、消去完了後、1つ前の画面に戻ります。
  6. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  7. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。

  1. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
  2. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  3. < MAIN MENU >内の「HID KBD Setting」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  4. HID KEYBOARD内の「KBD Language」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  5. HID KBD LANGUAGEのパラメータを「Japanese」に変更して決定します。設定完了後、1つ前の画面に戻ります。
  6. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  7. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。

HID KBD Delay は、1文字ごとの送信間隔です。

Sendgin BlkDly は、1データごとの送信間隔です。

HID KBD Delay、Sending BlkDly のどちらか一方の調整だけで改善する場合もあります。

  1. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
  2. アップボタンダウンボタンを同時押し(または同時長押し)して< MAIN MENU >に入ります。
  3. < MAIN MENU >内の「HID KBD Setting」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  4. HID KEYBOARD内の「KBD ChrDelay」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  5. HID KBD ChrDelayのパラメータを「より大きな値」に変更して決定します。設定完了後、1つ前の画面に戻ります。
  6. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  7. < MAIN MENU >内の「Data & Memory」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  8. DATA & MEMORY」内の「Sending BlkDly」に移動し、決定して次の画面へ移動します。
  9. SENDING BlkDlyのパラメータを「より大きな値」に変更して決定します。設定完了後、1つ前の画面に戻ります。
  10. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定して1つ前の画面に戻ります。
  11. 一番下の「Exit = 」に移動し、決定してメイン画面に戻ります。