RSWedge™ Unitech版は、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートからのデータを受信して、キーボードデータに変換するためのキーボードウェッジソフトウェアです。
RSWedge™ Unitech版を使用することで、シリアル通信に対応していないソフトウェアに、QRコードから読み取った日本語(かな、カナ、半角カナ、漢字、その他の全角文字)を直接入力することができます。
次のフォームから、RSWedge™ Unitech版のセットアップファイルの送付依頼を行うことができます。必要事項を入力して送信し、セットアップファイルを入手してください。
「Setup.exe」を右クリックします。
「管理者として実行」をクリックします。「管理者として実行」が無い場合は、単にダブルクリックして実行してください。
「次へ」ボタンをクリックして続行します。
「同意する」を選択して、「次へ」ボタンをクリックして続行します。
「次へ」ボタンをクリックして続行します。
「次へ」ボタンをクリックしてインストールを開始します。
インストールが完了したら「閉じる」ボタンをクリックしてセットアップウィザードを閉じて設定完了です。
バーコードリーダーがホストPCのUSBポートに接続されている場合は、USBケーブルを取り外してください。
次のリンクから、デバイスドライバをダウンロードします。ダウンロードしたらzipファイルを展開して、中身を任意のフォルダへ取り出してください。
HSM_USB_Serial_Driver_version_3_5_32.zip
注デバイスドライバは、必ずインストールを行うPCのローカルドライブに保存してください。
ネットワークドライブやクラウドに保存しても正常にインストールはできません。
展開したドライバのフォルダ内の「setup.bat」(拡張子が表示されない環境では、単に「setup」と表示)を右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。「管理者として実行」が表示されない環境では、単にダブルクリックして実行してください。
しばらくすると、セットアップダイアログが開きますので「Next」ボタンをクリックして続行します。
「Next」ボタンをクリックして続行します。
「Next」ボタンをクリックしてインストールを開始します。複数のウィンドウが開きます。
「Installation Complete」ダイアログが表示されればインストール完了です。「Close」ボタンをクリックしてダイアログを閉じ、PCを再起動してください。
バーコードリーダーで次の2次元コードをスキャンします。
DEFOVR;MNUCDP;TERMID130;
SUFBK2990D;MNUCDS;DEFALT.
キーボードの[Windows]キーを押しながら[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「devmgmt.msc」と入力し、OKボタンをクリックしてデバイスマネージャーを開きます。
デバイスマネージャーの「ポート (COMとLPT)」に「Honeywell MiniDB」または「Honeywell HF680」が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。RSWedgeはこのポート番号に接続するよう設定する必要があります。
※バーコードリーダーがPCに正しく認識されない場合、デバイスドライバのインストールを行っていない、または失敗している可能性があります。
手順①でインストールした RSWedge™ Unitech版 (以下、RsWedge) を、デスクトップのショートカットやインストールフォルダ内の実行ファイルから実行します。
通信設定のポートに、手順③で確認したバーコードリーダーに割り当てられている「ポート番号」を選択します。
受信設定のデータ間隔に「2000」(最大値)を入力します。
送信設定に「モード 2」を選択します。
設定を適切に変更したら「開始」ボタンをクリックしてバーコードリーダーとの通信を開始します。
RSWedgeとバーコードリーダーとの間で通信が確立すると、「中止」ボタン以外はグレーアウトします。
RSWedgeは、バーコードリーダーが読み取ったデータを、あたかもキーボードで入力したようなデータに変換します。
キーボード入力可能なソフトウェアを実行し、入力開始場所にカーソルを合わせてバーコードを読み取ると、データを直接入力することができます。
ここでは、改行(Enter)キーをタブ(Tab)キーに変更するやり方を掲載します。
RsWedgeの画面をアクティブ(最前面)の状態にしてからバーコードを読み取ると、RSwedgeの受け取ったデータが出力文字列 (文字列表示)に入力されます。データの最後の<CR>が改行キーの部分です。
RSWedgeが通信中だと設定の変更ができないため、「中止」ボタンをクリックして通信を終了します。
最初に改行キー「<CR>」を削除するための設定を行います。受信設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
文字コード内の「CR」をダブルクリックします。ダブルクリックすると受信終了コードに追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
「OK」ボタンをクリックします。
RSWedgeのメイン画面に戻ったら、終了コードの右側の「削除する」チェックボックスをチェックします。これで終端の<CR>は削除されます。
続いて、削除した<CR>の代わりにTabを設定します。付加コード設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
下側の仮想キーコード(Windows機能キー)から「TAB」をダブルクリックします。ダブルクリックすると付加コード (後)に追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
ここで、他のキーや追加の文字を設定することもできます。ここで設定したキーや文字は、バーコードデータの終端に追加されます。
「OK」ボタンをクリックします。
「開始」ボタンをクリックしてスキャナの通信を開始します。バーコードリーダーとのあいだに通信が確立すれば設定完了です。
バーコードをスキャンして終端がTABキーに変更されているか確認してください。
ここでは、日本語を含むQRコードを読んだときに文字化けして出力される場合の対処方法について掲載します
対象となるのは、次のようにRSWedgeをアクティブ(最前面)な状態で読み取った時に、画面下部の入力コードの16進表示・文字表示の双方にデータが入り、かつ文字化けしている場合です。 入力コードの片方にしかデータが入らなかったり、そもそもRSWedgeを実行していなくてもデータ入力ができる場合は、RSWedgeとバーコードリーダーが正常に通信できていません。 もう一度、手順②からやり直してください。
QRコード内に改行コードが含まれている場合、バーコードリーダーとRSWedgeを適切に設定する必要があります。とくに改行コードとして<LF>が含まれている場合には注意が必要です。
QRコード内に含まれている改行コードは、作成するソフトウェアや環境によって次の3つのパターンが存在します。
(終端の<CR>は、QRコードに含まれる改行コードではなく、バーコードリーダーが送信している改行コードです。)
まず、バーコードリーダーの設定を変更します。QRコード内の改行コードと同じターミネーターを次のバーコードからスキャンしてください。たとえばQRコード内の改行コードが<CR><LF>の場合は、ターミネーター「CRLF」をスキャンします。
特殊な事例として、QRコードデータが改行コードで終わっている場合は、ターミネーター「なし」をスキャンします。
ターミネーター「CR」
ターミネーター「LF」
ターミネーター「CRLF」
ターミネーター「なし」
続いて、RSWedgeの設定を変更します。RSWedgeが通信中だと設定の変更ができないため「中止」ボタンをクリックして通信を終了します。
受信設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
QRコードデータに含まれる改行コードと同じ文字をダブルクリックします。
たとえば、QRコード内の改行コードが<LF>の場合は「LF」をダブルクリックします。ダブルクリックすると受信終了コードに追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
「OK」ボタンをクリックします。
RSWedgeのメイン画面に戻ったら、終了コードの右側の「削除する」チェックボックスをチェックします。
付加コード設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
下側の仮想キーコード(Windows機能キー)から「ENT」(Enterキー)をダブルクリックします。ダブルクリックすると付加コード (後)に追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
「OK」ボタンをクリックします。
「開始」ボタンをクリックしてスキャナの通信を開始します。バーコードリーダーとのあいだに通信が確立すれば設定完了です。
RSWedgeがアクティブ(最前面)な状態で読み取ると、すべての改行コードが[ENT](Enterキー)に変換されているとこが確認できます。
バーコードをスキャンしてQRコード内の改行コードが正しく処理されるか確認してください。
Windows 10のIMEの設定状態によってこの事象が発生する場合があります。この事象が発生した場合は、次の手順でIMEの設定を変更してください。