RSWedge™ Unitech版は、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートからのデータを受信して、キーボードデータに変換するためのキーボードウェッジソフトウェアです。
RSWedge™ Unitech版を使用することで、シリアル通信に対応していないソフトウェアに、QRコードから読み取った日本語(かな、カナ、半角カナ、漢字、その他の全角文字)を直接入力することができます。
次のフォームから、RSWedge™ Unitech版のセットアップファイルの送付依頼を行うことができます。必要事項を入力して送信し、セットアップファイルを入手してください。
次のリンクから、USB仮想COMドライバをダウンロードします。ダウンロードしたらzipファイルを展開して、中身を任意のフォルダへ取り出してください。
キーボード入力可能なソフトウェアを実行し、入力開始場所にカーソルを合わせてバーコードを読み取ると、データを直接入力することができます。
※RSWedgeは常に実行しておく必要があります。
※Windows 11のメモ帳では正しく動作しません。
ここでは、改行(Enter)キーをタブ(Tab)キーに変更するやり方を掲載します。
※ここで、他のキーや追加の文字を設定することもできます。ここで設定したキーや文字は、バーコードデータの終端に追加された順番で送信されます。
ここでは、日本語を含むQRコードを読んだときに文字化けして出力される場合の対処方法について掲載します
対象となるのは、次のようにRSWedgeをアクティブ(最前面)な状態で読み取った時に、画面下部の入力コードの16進表示・文字表示の双方にデータが入り、かつ文字化けしている場合です。
注 入力コードの片方にしかデータが入らなかったり、RSWedgeを実行していなくてもデータ入力ができる場合は、RSWedgeとバーコードリーダーが正常に通信できていませんので再設定してください。
注 UTF-8を処理できる最大バイト数は「1023」バイトです。「1023」バイトを超えるUTF-8のデータを読み込むとRSWedgeは強制終了します。
QRコード内に改行コードが含まれている場合、バーコードリーダーとRSWedgeを適切に設定する必要があります。とくに改行コードとして<LF>が含まれている場合には注意が必要です。
QRコード内に含まれている改行コードは、作成するソフトウェアや環境によって次の3つのパターンが存在します。
まず、バーコードリーダーの設定を変更します。QRコード内の改行コードと同じターミネーターを次のバーコードからスキャンしてください。特殊な事例として、QRコードデータが改行コードで終わっている場合は、なしをスキャンします。
QRコードデータに含まれる改行コードと同じ文字をダブルクリックします。たとえば、QRコード内の改行コードが<LF>の場合は「LF」をダブルクリックします。
ダブルクリックすると受信終了コードに追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
下側の仮想キーコード(Windows機能キー)から「ENT」(Enterキー)をダブルクリックします。
ダブルクリックすると付加コード (後)に追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
「Windows 10 バージョン 2004」以降のOS上で、「Microsoft IME」を文字入力ソフトウェアとして使用しているとき、この事象が発生する場合があります。この事象が発生した場合は、次の手順で Microsoft IME を以前のバージョンに戻してください。
QRコード内に含まれる文字数が多い場合、RSWedgeの標準設定では待ち受け時間が短いため、データの受信が途中で終了してしまいます。次の操作でRSWegdeの受信待ち受け時間を延長します。
注 2000 ms = 2 秒。QRコード読み取り後に2秒間の受信待ち時間が発生します。1つのQRコードを読み取ったら、データがすべて出力されるまで、次のQRコードを読み取らないでください。
注 「モード1」に変更すると、業務ソフトウェアなどのjavascriptやAPIによるキーフックが反応しなくなります。ご注意ください。